2024.09.20
森のギャラリー
暦の上では処暑となっていますが、まだまだ暑い時期が続いています。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、三井物産が保有する「三井物産の森」と当社は、国際的な森林認証を取得しています。今回は8月末から9月上旬に行った森林認証審査についてお伝えします。
「森林認証」とは、環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林から生産された木材から作られる製品や、その他林産物(キノコ類など)を使用した製品を、目に見える形で消費者に届けるための仕組みです。森林認証を取得することで、私たちが森林を適切に管理していることを証明できるだけでなく、私たちの働きそのものが豊かな森林環境を守ると約束されることになります。
森林認証は森林を適切に管理しているかを認証するFM認証(Forest Management)と、認証山林で生産された木材が製品として完成するまで適切に加工・流通されているかを認証するCoC認証(Chain of Custody)で構成されています。今年度は平取山林事務所にてCoC認証の審査、帯広山林事務所にてFM認証の審査を行いました。
認証を取得するためには、違法な伐採を行っていないか、その森林に関係する先住民や地元住民の権利を尊重しているか、労働者の権利や安全を守っているかなどの厳しい審査基準をクリアしなければ取得できません。
8月に平取山林事務所管轄の山林にて現地審査を行いました。実際に作業を行っている現場を見学し、適切な管理がされていることを審査員に確認していただきました。
下の写真は審査時一緒に見学させていただいた土場の様子です。
9月上旬には帯広山林事務所で管轄する十弗山林と浦幌山林にて現地審査を行いました。
FM認証の審査はCoC審査に比べ審査項目が多く、幅広く審査していただき、特に働きやすい環境と教育機会の多さについて、高評価をいただきました。
下の写真は十弗山林の皆伐地の様子です。現地視察と現場で働く方へのインタビューが行われました。
今回の認証審査を通し、適切な森林管理に対する具体的な道筋や目標を改めて深く理解できました。引き続き森林認証が維持できるよう、適切な森林管理を続けて参りたいと思います。
また、森林認証についてさらに詳しい内容が掲載されている当社ホームページも是非ご覧ください。
森林認証 | 三井物産フォレスト株式会社 (mitsui-forest.co.jp)
https://www.mitsui-forest.co.jp/environment/certification.html