森林管理事業 Forest Management Business

三井物産フォレストは
三井物産が所有する全国75か所、
約45,000ヘクタールの
三井物産の森」を管理しています。
林業再生と森林保全の両立に取組むことにより
「三井物産の森」の公益的価値の向上に努めています。

循環型の林業
(林業のサイクル)

成熟した木々は現在利用期を迎えており、当社では苗木を植え、育てた森林を計画的に伐採、搬出し、
また新たな木を植える循環型の林業(林業のサイクル)を行っています。

環境型の林業(森林保全)

天然生林や天然生林に誘導が必要な森林においては、森林が持つ多面的な機能の維持、向上に努めながら林業経営を行っています。

受け継いだ森を未来につなぐことを目指します。
それがわたしたちの使命です。

三井物産フォレストの強み

自社による一貫作業

当社職員による植栽から伐採までの一貫した作業システムを構築しているため伐採後の植栽、育林コストの抑制や、現場に最も適した作業を行うことができます。

社員のスキル

GPSほか測量機器を用いて行う森林調査をはじめ各種計画の作成や申請・届出業務の他、事業の見積り、原木販売など、社員1人ひとりのノウハウを生かした林業により、森林業務を請け負う体制が構築されています。

機械化林業による安全強化と
生産性向上

ハーベスタやフォワーダ、グラップルなどの林業機械を保有した機械化林業の展開により、作業の安全面の強化とともに、生産性の向上によるコスト削減で収益確保に努めています。

主な作業システム:ハーベスタなどによる伐倒、ブルドーザ、フォワーダによる集材、ハーベスタによる玉切り
主な保有林業機械:ハーベスタ、グラップル、フォワーダ、ブルドーザなど

ICT スマート林業

航空レーザーセンシングによる詳細地形や森林資源情報のクラウドGISデータ化、ドローンを用いた災害被害地調査など、最新の測量技術により森林調査の労力軽減を図り、取得した高精度な空間情報やICT技術を活用した新たな森林管理の推進に取組んでいます。

主な導入ツール

  • 航空レーザーセンシングデータ活用クラウドGISシステム
  • ドローン(5機)および写真解析用ソフトウェア
  • スマートフォン・タブレット端末用 現地調査支援アプリ

植える

地拵

新植

当社は、伐採事業のほか植栽も自社で行います。植える前にはグラップルなどの高性能林業機械を使い安全に地拵を行いますが、機械で作業が出来ない箇所では、手起こしで支障となる枝などを片づけ、苗木を植える準備をします。苗木の植付けは、クワを使い1本1本、人の手により丁寧に植えています。

育てる

下刈

枝打

下刈、除伐、枝打、間伐などを行い育てていきます。
各作業には、安全面に配慮した作業方法を定めた事業基準を設けており、その基準を守るように作業を行っています。また間伐作業ではグラップル、ハーベスタなどの高性能林業機械を使用し、安全で効率的な作業を行っています。

伐る

集材路作設

間伐

長年大事に育ててきた木に感謝し、収穫を行います。また山林の調査により生産量を推定し、効率的に事業を行うことで収益が上がるように日々努力しています。森林認証を取得している山林では、生態系に大きな影響をおよぼす大面積の伐採は極力行わないよう保全に努めています。

使う

北海道 平取山林事務所

「三井物産の森」の木材を使用したテーブル

生産した丸太は木材商社や製材工場などへ販売、納品しています。近年では木質バイオマス発電所で使用する丸太を発電所へ納めることも多くなりました。当社での「木づかい」の取組みとして、現地の山林事務所が管理する「三井物産の森」のカラマツなどの木材を使用し事務所を建設しました。多くの人に「木づかい」を広める活動を地元と密接に行っています。

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