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2024.05.17

森のギャラリー05月森林管理のひとこま

穂別山林で仮植、植栽を行いました。

新緑の木々が見え始め、すがすがしさを感じる季節になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
北海道はまだ初春のような風景が広がっており、5月初旬ごろはエゾヤマザクラが見頃でした。きれいな濃いピンク色の花がとてもきれいでした!

今回は、そんな北海道の平取山林事務所管轄である穂別山林での仮植、植栽施業についてご紹介します。

○仮植と植栽

今回、穂別山林ではカラマツとトドマツの仮植、植栽が行われていました。「植栽」とは、木を伐採した後、森林の形を維持するために伐採した跡地に苗木を植えることをいいますが、その前段階として、苗木を植栽する場所とは別の場所に一時的に植えておくことを「仮植」といいます。

苗木の根が乾燥してしまうと、苗木は植栽後十分に育たなくなってしまいます。仮植を行うことで、植栽をする直前まで根が乾燥することを防ぎ、植栽後もしっかりと苗木が育つようになります。

また、植栽をする際も、仮植と同じように根を乾燥させないことを意識する必要があります。そのため、植栽箇所に苗木を運ぶ際には苗木袋に入れ乾燥を防ぎ、植栽後は苗木が土の中にしっかりと植えられているかを、よく確認します。下の写真は植栽後に周りの土を踏みつけ、苗木を軽く引っ張り上げて、苗木が抜けないかどうかを確認している様子です。

植栽をしてから皆伐(木を収穫するための伐採)ができるようになるまでは、少なくとも60年かかるそうです。林業は長期に渡る施業であること、その時間の長さを改めて感じました。

森からの便り - 四季折々の一期一会

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