2022.06.30
森のギャラリー
本州では異例の早さで梅雨明けとなり、連日厳しい暑さが続いております。熱中症には気を付けないといけませんね。
さて、林業では様々な機械が使われていることをご存知ですか?
従来の手仕事から重機を使用した仕事へ大きく変わり、現在では、多くの作業現場で様々な機械が使用されています。機械の中でも、様々な機能を備え、作業の効率化、身体への負担の軽減等、性能が著しく高い機械を高性能林業機械と呼び、多くの作業現場で使用されています。
今回は、当社が保有する高性能林業機械の内、間伐作業で使用する機械を紹介したいと思います。
紹介する機械たちですが、間伐作業の中でも『短幹集材』を行っている作業現場での機械となります。短幹集材とは、森林内で玉切り(様々な仕様(長さ)に合わせて、木を切断して丸太にすること)を行い、それを集めて運搬車に載せ、丸太を集積する場所(土場)に運ぶ作業方法となります。
現在、当社の北海道の現場でこのような作業方法が行われることが多いため、代表的な事例として紹介していきたいと思います。
まず、木を伐って運び出すためには道を付ける必要があります。この道づくりの作業で大活躍する、木を伐る刃と道を付けるバケットが付いた機械を紹介します。
これはザウルスロボといって、フェラーバンチャと呼ばれる大きなハサミが付いており、そのハサミで木を伐ることが出来ます。更に、土を掘る事が出来る大きなバケットも付いており、これで、道を付ける時に邪魔になる木を伐り、土を掘ったり均したりしながら道を作っていくことが出来ます。
次に、実際に間伐を行い、伐った木を丸太にする機械を紹介します。
間伐作業を行うときは、地形等の条件に合う場合、ハーベスタという機械を使います。
これは、ベースとなる重機のアームにアタッチメントとして取り付けられる機械です。ハーベスタ本体には、大きな爪とローラー、それからチェーンソーの刃がついており、まず、大きな爪で木を抱え込み、チェーンソーの刃で木を伐採します。その後ローラーで木を送りながら、爪で枝を払い、決められた長さに玉切りします。また、切った丸太を、大きな爪で掴んで積むことも出来ます。
道を付けて木を伐って丸太にしたら、次はその丸太を土場まで運びます。
木を運ぶ機械は、フォワーダと言います。大きな荷台に、丸太を積んで土場まで移動します。
さて、土場まで着きました。
土場では、グラップルというアームの先端に爪のついた機械で丸太を降ろし、丸太の長さ毎に積んでいきます。クレーンゲームが得意な人には簡単そうに見えるかもしれませんが、自分の手や腕のようにグラップルを操作できるようになるには相当な訓練が必要です。
林業の作業工程の中で重要な仕事の一つである「間伐」で活躍する高性能林業機械について紹介しました。
様々な機能を持つ高性能林業機械が普及することで、作業の効率化が進み、生産性の向上、生産コストの削減、労働負荷の軽減などに大きく貢献しています。
このような高性能な機械を自由自在に動かして作業できるのも、林業の魅力の一つですね。
ただし、これだけ大きな機械を動かすので、安全第一での作業を心掛けています!
大野山林_調査中に巨大ナメクジと遭遇しました。
撮影者/第一事業部 阿部
古丹別山林_タニウツギの花が咲いておりました。田植えの時期に咲くことから別名タウエウツギとも呼ばれているようです。
撮影者/第一事業部 阿部
蛇に遭遇しました!
撮影者/平取山林事務所 安彦
アシナガバチさん、こんにちわ。
撮影者/平取山林事務所 安彦
田代山林_山開き。山頂は真っ白でした。
撮影者/業務部 鎌田
田代山林_山頂には雪が残っていました。
撮影者/業務部 鎌田
十弗山林_こんこんきつねさん。餌くれるの??
撮影者/帯広山林事務所 菊池
十弗山林_ヤマシャクヤク発見!花が咲くのが楽しみです。(何色かな?)
撮影者/帯広山林事務所 菊池
枝幸山林_ 雪のない時期の調査はササとの戦いです!
撮影者/第一事業部 山口
大野山林_どこにヒグマがいるでしょう?
撮影者/第一事業部 山口
エニシダです。
撮影者/長島山林事務所 川中
三戸山林_木陰がありがたい季節になってきました。
撮影者/長島山林事務所 辰巳
三戸山林_あざやかな赤色のキノコです。
撮影者/長島山林事務所 辰巳
知内山林_クロモジ開花。
撮影者/第一事業部 田中
事務所車両のタイヤキラー、鹿の角です。
撮影者/平取山林事務所 齋藤
金丸山林_ヤマツツジが咲いていました。
撮影者/業務部 鎌田