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2021.12.28

森のギャラリー12月森林管理のひとこま

森林認証審査。

冬の寒気が身に染みる頃になりました。

皆さん、森林認証制度をご存じでしょうか?
森林認証制度は、適正に管理された認証森林から生産される木材等を生産・流通・加工工程でラベルを付すなどして分別し、表示管理することにより、消費者の選択的な購入を通じて持続的な森林経営を支援する制度です。
これにより、森林・林業の成長産業化に寄与し、地域振興や資源循環型の社会の実現を目指す仕組み作りとなっています。

「三井物産の森」と当社は国際的な森林認証を取得しており、今回は森林認証を維持するための現地審査についてご紹介します。

○帯広山林事務所 現地審査

現地では認証を受けている対象森林を回りながら、安全衛生や生態系、地域の慣習・文化への配慮が適切であるか等、森林認証の規格に沿って管理されているかどうかの確認を行います。
今回、北海道で審査を受けた山林は、十勝地方にある下頃部山林、浦幌山林、第2十弗山林となっており、現地施業箇所の確認と各山林関係者へのインタビューが実施されました。

現地では野ネズミやキクイムシによるカラマツの食害の被害が発生しており、自然相手の仕事の難しさを感じています。
生態系に悪影響を与えることなく、被害を最小限に食い止めるための方策について、継続的にモニタリングを行いながら検討を続けることなどが確認されました。

 

 

審査のインタビューを通じて、自治体や地域で文化振興に取り組まれている方々など関係先との取り組みが評価され、日頃のコミュニケーションの積み重ねが良好な関係性づくりに欠かせないことを実感しました。

○郡上山林事務所 現地審査


本州では、静岡県天竜市内にある大嶺山林と、岐阜県郡上市内にある金山山林で審査が行われました。

大嶺山林では、作業が進められている現場の確認と山林関係者へのインタビューが実施されました。
協力会社の現場管理について、作業効率や安全面に十分配慮されており、審査員からも高評価を頂きました。

 

金山山林でも同様に、施業箇所の確認と山林関係者へのインタビューが実施されました。
燃料の取扱いや搬入方法、救急セットの内容、どのように作業指示を出しているか等の確認を受け、適切な森林管理を継続する上で、協力会社との連携が重要であることを改めて感じました。

 

○審査を終えて


審査員からは、森林認証の理解が深く、安全に配慮し作業を進めてられていることが良く分かったと高評価を頂きました。
未来に豊かな森林を届けたいという、私たちの仕事にかける思いが森林認証を維持していくことにつながっていると感じます。引き続き、適切な山林管理を行ってまいります。
 

森からの便り - 四季折々の一期一会

三戸山林_ハイタカに出会いました。

撮影者/長島山林事務所 川中

三戸山林_少し遅めの紅葉です。

撮影者/長島山林事務所 川中

三戸山林_木を運び出すための道を作っています。

撮影者/長島山林事務所 辰巳

沼田山林_冬将軍が到来しました。

撮影者/札幌山林事務所 阿部

沼田山林_秋植栽の検査風景。苗木が雪で埋まっていたので除雪をしました...。

撮影者/札幌山林事務所 阿部

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