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2021.01.29

森のギャラリー01月森林管理のひとこま

年始めに合同消防訓練を行いました。

寒の入り、凛とたたずむ山林の風格に背筋を正す毎日です。

年が明けて間もなく三重県の三戸(さんど)山林にて、社員9名で合同消防訓練を行いました。
1月に三戸山林で執り行われる初山の神の時期に毎年恒例で行われます。
冬季は空気が乾燥し、山林火災が非常に起こりやすい気象であるため、この時期に消火用設備点検も含め実施しています。
日本の山林は急峻で、水源がどこにでもあるわけではありませんが、これは火元が水源の近くにあることを想定した訓練となります。

○年1回のおさらい/設備点検

火災発生時、迅速に消火活動を行うためには、定期的な設備点検と使用方法のおさらいを怠らないことが大切です。当日は以下の流れで訓練を行いました。
① 消火機械ポンプの設備点検
② 使用方法のおさらい(教育訓練)
③ 消火方法の流れ
社員でひとつひとつ確認しながら進めていきました。

○ホースの長さは?放水はどのぐらい飛ぶ?

訓練で水を汲み上げるには、特殊なポンプを使用します。
ホースは2種類あり川から水を吸い上げるホースは約4メートル・放水するホースは約13メートルの長さがあります。
水を放出する消防ポンプは大きく、エンジンは紐を引っ張りかけるタイプなので大変な力が必要です。
放水時の水圧は大変強く、ホース放水口は2人で支え、消防ポンプの出力を1人で調整、最低3人は必要です。
放水は最大50メートルぐらい飛びます!
山林火災は燃え方が複雑であり、燃えるスピードや方向が急に変化していきます。風向きを常に考え風上から風下に向けて消火します。

 

 

 
 

当日は天気も良く放水時は虹がかかりました。
消防ポンプには不具合など見られず、ホースの水漏れなども無く無事に消防訓練を終了することができました。
今年も「山火事注意」を念頭に、安全第一に1年を過ごせるよう努めていきます。

森からの便り - 四季折々の一期一会

まっすぐに生長したヒノキを見上げると心が安らぎます。

撮影者/長島山林事務所 川中

茂みからかすかな音が。まるまるとしたねずみが潜んでいました。

撮影者/長島山林事務所 川中

雲ひとつない広い空と山並みを拝み、年始の仕事が始まりました。

撮影者/長島山林事務所 川中

寒さの中でも春の訪れを教えてくれるかのように梅がチラホラと開花しました。

撮影者/長島山林事務所 川中

森の王者オオワシが凛として休憩していました。森ではクチバシの黄色が目立ちます。

撮影者/平取山林事務所 菊池

チョウセンゴヨウはマツの仲間で、日本で一番大きな松の実を付けます

撮影者/平取山林事務所 菊池

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