2020.07.15
森のギャラリー
梅雨明けはもう少し掛かりそうですが、山々の緑は雨に打たれひときわ色を深めてきました。
今回は主な作業システムの一部を紹介していきたいと思います。
北海道の緩傾斜を生かすには、ハーベスタやフォワーダを基本とする車両系作業システムが有効です。
当社では20年ほど前よりハーベスタなど高性能林業機械を導入し、現在では北海道を中心に、ハーベスタグラップル、フォワーダ、ブルドーザなどを保有しています。
伐採する山林の様子によって、ウインチ付きブルドーザによる全木・全幹集材、フォワーダによる短幹集材を使い分けながら、効率の良い作業システムを選択することで、生産性の向上、安全面や身体の負担軽減にも繋げています。
北海道の1つの事例として、短幹集材を紹介します。
短幹とは、玉切り後の丸太の状態を意味しています。丸太の状態で集材をするシステムを短幹集材と呼んでいます。以下の写真の通り、チェーンソー又はハーベスタで伐倒し、グラップルで木寄せ、木揃えし、作業道で玉切りを行い、丸太を道脇に積みます。ある程度丸太がたまった後、フォワーダを使い※土場まで運び、丸太の長さや太さに合わせて、※はい積みを行います。集材路を痛めることがないこと、伐倒木の一時置き場所や林地残材の集積場所も必要としないため、土場が小さい場合などに有効として、現在良く使われているシステムです。
梅雨の合間、たくさんの太陽光が降り注ぎ気持ちも晴れやかな1日の始まりです。
撮影者/長島山林事務所 川中
社員一同で植樹をした陽光桜、ウメなどは日光をふんだんに浴びて順調に成長しています。
撮影者/東京山林事務所 細島
間伐作業後の検査に向かいました。札幌の事務所からは車で片道約5時間かかる現場です。
撮影者/札幌山林事務所 田中
台風被害の現場を調査し、重機で風倒木を安全に撤去しています。
撮影者/平取山林事務所 菊池
ギンリョウソウは漢字で書くと銀竜草、別名はユウレイダケといい腐生植物としてはもっとも有名です。
撮影者/長島山林事務所 川中